終わらないMelody【短編】
――…あ…ら、た…?
あたしは驚き過ぎて、瞳を大きく見開き、黙り込んでしまった。
新はあたしから瞳を逸らさず、言葉を続けた。
「俺が今まで言ってきた言葉、もしかしたら…てか、本気にされてなかったかもしれない。でも、俺は最初から、本気でしたから。
七世…を、好きな気持ちは出会った時から、変わらない。
だから…俺でよければ、付き合って…ください」
本当、夢かと思えるくらい、幸せだった。
あたしは新を好きで
新はあたしを好きで
ちょっとは、そうなのかな…とか、自惚れた時もあったけど、
本当に、想いが通じるって、こんなに幸せだったんだって…
あたしは、込み上げる涙を抑えながら、頷いた。
「あたしでよければ…っ、
是非…新の、彼女にしてください…っ」