childhood*friend 【1】
「なんでヒカリ泣かせてんの」
「なんでって、ヒカル先輩に関係ないですよね⁇」
確かに、ヒカルに関係ないね。
「あるよ」
おぅ⁉︎あるのか⁇
いや…ないだろ。
「え、なんでですか
俺とヒカリ先輩のデート中になにがあっても、
ヒカル先輩に関係なくないですか⁇」
「は、デート⁇
意味わかんね、お前ヒカリのこと好きなんだ⁇」
「はい、好きですよ」
一瞬、ヒカルの顔が引きつった。
なんで⁇
「ヒカル先輩、俺、ヒカリ先輩のこと
好きなんです
なんで邪魔するんですか⁇」
「幼馴染だから、ヒカリの」
「それだけですか⁇
ヒカル先輩って、ヒカリ先輩のこと…」
柏崎くんがそこまで言うと、
ヒカルの拳が、柏崎くんの頬に直撃した。
「いって…
ヒカル先輩、俺本気です。
ヒカリ先輩取られたくないんだったら
正々堂々勝負してください」
そう言うと、柏崎くんは、どこかへ行ってしまった。
どういうこと⁇