夜人【ヨルヒト】さん
「ええ? 誰だよこんな時にー!」
塗りたての爪が触れないよう気をつけながら、ベッドの上に置いていた携帯を拾い上げる。
メール画面を開くと、メール発信者の名前が目に飛び込んできた。
【バカ女】
「……はあっ?!」
思わず声が出た。
エミカの携帯は、確かに旧校舎のトイレで踏みつけて折った。
折りたたみが二つに折れるまで、3人でかわるがわる踏んだはず。
靴底から伝わってきた衝撃も覚えている。
「あのケータイが使えるわけないじゃん……」
だが、画面にはエミカの登録名が表示されている。
塗りたての爪が触れないよう気をつけながら、ベッドの上に置いていた携帯を拾い上げる。
メール画面を開くと、メール発信者の名前が目に飛び込んできた。
【バカ女】
「……はあっ?!」
思わず声が出た。
エミカの携帯は、確かに旧校舎のトイレで踏みつけて折った。
折りたたみが二つに折れるまで、3人でかわるがわる踏んだはず。
靴底から伝わってきた衝撃も覚えている。
「あのケータイが使えるわけないじゃん……」
だが、画面にはエミカの登録名が表示されている。