汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ



「え、や、違うよ…!

ただ、なんか石蹴ってたら…」


失敗した。


石なんか蹴らなきゃ良かった。


下ばっか向かなきゃよかった。



あのまま電車に乗って帰ってたら良かったんだ!



神様はいつだって意地悪だ。



いつも私をどん底に突き落とそうと手をかける。




あぁ、もうなんなのよ────!



「とにかくここじゃなんだし、家においで」


嫌だ、本当は行きたくない。

けど、どうせ1ヶ月後には来るんだここに。


私は、おとなしく雄大の後ろをついていった。


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