汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ


次の日。



教室に入ると、そこにはもうかおりがいた。


「かおり………っ

お、おはよう」


だけどかおりは私の方を一瞥しただけで。

またフイと顔を背けて近くの女子と話し始めた。



やっぱり怒ってるよね。


「あれ?かおりとケンカしたの?」


かおりと話していた子が違和感を覚えてか、話しかけてきた。



「えっと──「裏切られたの」」


「あんたとは絶交よ、絶交」


今まで見たことのないような冷たい目で私を睨みあげたかおりは、突然立ち上がると私をお腹を殴った。



「うっ…!」

痛いイタイいたい。


殴られるのがこんなに痛いなんて。


女の子の中でも力が強いかおりだから、尚更痛い。

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