汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「ちょ、西田!なにしてんだ、やめろよ!」
西田、かおりを止めに入ってくれたのは、終業式のあの日私と話していた男子だった。
「うっさい!離してよ!
こいつは、私を裏切ったんだから!」
腕を掴まれ更に発狂し続けるかおり。
「どういうことだよ、落ち着けって!」
「だから!こいつは!望月先輩とできてるの!!!」
あぁ、言われちゃった。
みんなが口々に、まじ?、そうだったんだぁ、とかヒソヒソ話してるのが聞こえてくる。
「えっ…」
かおりの、言葉を聞いて急に動きを止めてどこかに行ってしまった男子。
「え、そおだったんだぁ!!」
「お似合いだよ!いつから〜!?」
なぜか、女子がやって来て私と雄大の馴れ初めを聞き出してくる。
あぁ、そっか。自分の好きな人じゃなけりゃ”恋バナ”したがるもんね。
でもね、みんな。私たち付き合ってないの。
「いや、照れる〜!からこの話無理かなぁ」
手で顔を隠しながら保健室行ってくる!と行ってその場を後にした。
かおりの視線が痛すぎて。