汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「ねぇ、如月さんって望月と付き合ってるの?」
「え、いや…それは、雄大に聞いてください。」
付き合ってないけど、そんなこと言ってもあれだし。
「〝雄大〟ねぇ…。付き合ってるじゃん」
いやいや、たかが名前で呼んだだけでカップルって!発想がガキみたい。
「それは、幼馴染だからです」
「ふぅ〜ん、まぁいいわ。本題はこれからだし。」
あっ、これって本題じゃなかったんだ。
でもそれなら本題って何?
「私ら、陸部(陸上部)なの。
陸部の1年誰か知ってるでしょ?」
〝陸部の1年〟…かおりだ。
「西田さんですよね?」
「そぉよ、あんたが、裏切った。」
ここまで、噂というかそんなものが広がってたのか。
「…」
「私ら、やっとできた後輩なの。特に、1年はかおりしか入ってこなかった。
だから、とってもかわいいのよ。」
「…それで何なんですか」
いきなり語りだした先輩の意図が分からない。