汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「……テスト始め。」
バッと一斉に問題用紙と答案用紙をめくる音が教室中から聞こえるとすぐに、シャーペンが動く音が聞こえだした。
そう、今日はテストの日。
理科のテストの時間に私は、かおりに復讐する。
みんなが静かに解いていく中を担当の先生(この時は担任だった)が歩く。
横目でかおりのいる席に近づいていく先生を確認する。
…よし。うまくいってるといいけど。
「ん…?西田これは何だ?」
先生が〝何か〟に気づいて足を止め声を上げた。
「え…?なにそれ、?」
かおりの呆然とした声と共にシャーペンが床に落ちる音がした。
「カンニングペーパー…」
たった1人の先生の声を除いて
教室は静まり返った。