汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「俺は気づいてたぞ、気づかないとでも思ったか。
他の先生も気づいてる。
だけど、いじめは面倒事だ。
だから関わりたくないって人もいる。
だけど俺は綺麗事かもしれないが、いじめを見放せない。
もうやめろ。
お前らも、今までは如月をチヤホヤしてただろう。なんでこんなに手のひら返しを簡単にするんだ。
お前らってそんなもんなのか!」
先生が熱くなってる。
でも、ちゃんと考えてくれてた。
「俺もやりすぎだとは思ってた。」
どこかから声があがった。
「私もさすがに暴力は…女の子だし。」
「西田が脅してきたんだよな?」
「そ、そうだ、西田がみんなに言ったからだよ」
みんな口々にかおりに責任転嫁を始める。
自分たちが怒られないために。
これはかおりのせいだ、と。
僕ら私らはしょうがなかったんです、と弁明し始める。
「な、なんで…。みんなだって由依が嫌い、って。
私を支持する、って。言ったじゃん!!
なんで裏切るの、私が、悪いの…?」
かおりの顔が一気に青ざめる。