汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「全部私に押し付けて…みんなは由依の味方につくってわけ…?」
かおりが静かにみんなへ問いかける。
誰も、答えない。
「ねぇみんなぁっ!!
…せんせぇ!私だけじゃない!!」
先生は、悲痛な面持ちで、かおりを見る。
「分かってる。だけど、いじめは許されないこと。
それにこのカンニングも…」
「それだって本当に私やってないんだって!!」
「おい、いいかげんにしろよ!
おかげでテストができやしねーよ。」
岩谷くんが怒鳴りつける
かおりが、黙る。
「とにかく後で西田は職員室へ来なさい。
みんなは如月に謝れ。いじめは…あっちゃいけない。」
何があったんですか、と主任やらたくさんの先生が来て事情を話すと私たちは一応テストの続きとなった。
号令がかかり、かおりは教室を出ていく前に私を見て────
にらんだ後に苦しそうに顔を歪めた。