汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ




「会わない...っ、」



由依は、会わない と繰り返し言う。



「そんなの認めねぇ、絶対離したりしねぇよ」


1度言うと止められない



「由依が好きなんだよ──っ」


とうとう、言ってしまった。






「.........ごめん。





...……………私、行くね」




俺の片想いはあっけなく終わってしまった。




由依は最後に俺の涙を手の甲で拭って、公園を出ていった。





残された俺は、放心状態のままふらつく足で家まで帰る。




新に、なんて言おう。




由依の泣き顔が頭から離れないままだ。




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