汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ


「それでいいんだよ」 


耳元で囁くのは本当にやめてほしい


ドキッとしてしまう。好きではないけど



「もし良かったらこれ貸すけど…」


遠慮がちに差し出された本は2冊。


「こっちの本は〝独占〟の続き。
僕は〝独占〟を読んでないから分からなかった」

はい、と私に1冊。

「これは、作者史上最高潮と言われたサスペンス
怖いけどサクサク読めると思うから最初に向いてるよ」


どうぞ、と庵に1冊。


「ごめん、いきなり…
迷惑だったら別にいいけど…」


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