汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ
「…ふふっ!!」
私は思わず吹き出しそうになってしまった。
あぶない、危ない!
「ちょっ、期待を裏切らないねえ!笑」
自己紹介してたんだね、佐藤くん。
しかも2回教えてくれたし、カタコトで。
とうぶん笑ってて佐藤くんの存在を完璧忘れてた。
我に返って佐藤くんをちらっと見てみる。
「如月由依、お前変なの。
ってか何だよ、このTシャツ馬鹿にしてんのか!」
うわっ、もしかしてすごい怒ってる?
だけどさ?Tシャツの事熱く言われても、怒られてもぜんっぜん怖くない。
「なんで自己紹介してるの、笑」
しかも佐藤って顔じゃない、って言おうとしたけどそれはさすがにやめておく。
「うるせーな、お前。
気に入ってんだよ、これ。」
真顔の佐藤くん。
いや、ないわー。
なんて思ってまたまた私は大笑い。
「ちょ…っ、笑いすぎてお腹痛ぁい…っ
殴られた時より痛いし…っ、ふふっ」
お腹に手を添えながらベッドで笑い転げるなんて、ほんと女子力低いなって思う。