汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ


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────…



「〜〜♪〜〜〜♪Ah〜…〜♪」


新の熱唱する声が部屋の中に響き渡る。



それを、男子がタンバリンで盛り上げて女子は楽しそうに揺れてる。


そんな光景さえも普段は何も感じないのに切なくて輝いて見える。



立ち上がって熱唱して満足したのか、新はマイクを庵に向けた。



「次お前歌えよ!」



「は?俺?


いや、俺下手だし…無理」


庵は即、拒否をしてマイクを突き返す。


他の女子が入れた曲の前奏が始まって
2人の声が聞き取りづらい。



デュエットの曲である今の曲を女子2人が歌い始めたので完璧に聞き取れなくなってしまった。



そういえば、いつも庵は歌わないなと思った。



だから、庵に歌ってほしい。



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