バースデー・イブ
「大将、こんにちは」

「あ、知華さん!こんにちは!」
カウンターには高山くんが座り帳簿のチェックをしている。
「高山くん、元気ー?あれ…大将は?」
「元気です!大将は今買い出しです」
「そうなんだ」
「知華さんはどうしたんですか?」
「今度出すお店案内の最終確認。最新号にここのお店出すんだ」
「前回の良かったですもんね。」
「はじめはね、客層変わるのが嫌だから拒まれたけど、」

「そういえば、知華さん…ナナって」
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