愛してるの一言で ~変わらない毎日~
私は、恐る恐る後ろを振り返ってみるとそこにいた人影に反射的に叫んだ

「ギャー!ダルマの妖怪だー!!」

するとその人影は、慌てながら口を開いた

「柊さん!急に叫んでどうしたんだい?しかも君いま僕を見て叫んだよね!」

「えっ…あれ 高杉先生じゃん…驚かさないでよ!」

彼の名前は、 高杉 忍 (たかすぎ しのぶ)
元ラグビー部で38歳の隣のクラスの担任の先生だ

「驚いたのは、こっちだよ!柊さん!もうとっくに下校時間すぎてるよ!」

「す…すみません」

「そして命くん!!君も帰りなさい!」

命は、先生をみてニヤリと笑いながらこういった。

「わかった、わかった~ ダ・ル・マ 先生 」

先生の眉間にはシワがよっている事が私にもわかった

「命君…わかったから帰りなさい!」

「はいはい~」

先生の言葉で私達は、逃げるように学校を出た

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