私は初めから病気だったワケじゃない!!
発作を起こしている最中に脳波検査を急遽とったそうだが、
全然意識が戻らないので、
そのまま入院したそうだ。

看護師さんたちが、
点滴を刺そうとしたら、
私の腕の関節は、
アトピー性皮膚炎のため、
血管がどこに有るのか、
わかりにくかったので、
手の甲の血管に刺す事になったんだそうだ!!

右手のひらから、
腕の関節の手前まで、
ガーゼで巻かれた固定具を包帯で巻いていって、
手の甲に点滴を刺した瞬間……、

私の中の再起動のスイッチが働いた!!

一昔前のフリーズしたパソコンって、
再起動もきかなくって、
リセットか、
電源落として、
再び電源入れたり、
リセットが、
きいて、
起動しましたよね?

いきなり、パソコンの話し!?

どうして?
って思いました?

実は、
てんかんの大発作中と、
パソコンのフリーズは、
似ているな〜と、
感じるのです!

これは私の考えですが、

頭の中が、
フリーズしている間、
身体が勝手に動いちゃう〜!

でも脳で制御した、
人間らしい動きではなく、
脳波が強く出ている所に対応する身体が、
動いてしまって、

歯を食いしばっちゃったり、
腕がビクンビクン、
動いちゃったり、
硬直しちゃったりするの!!

で、
点滴の針が、
私の再起動のスイッチになってね!

保健室で寝た時から、
意識が飛んでしまって、
気がつく直前に、
私は、
真っ暗な所にいて、
急に右手の甲が、
異常な痛み出したので、

「痛い!」

と、当然、
左手で振り払おうとしたのよね!

すると、

「患者が暴れ出した!」
「左手押さえて!」

と、声がして、
左手を押さえられてしまったので、
眼を開けて、
何事かと、
確認したの。

あれ?
右手固定しされている?

なんか刺してるの?

包帯で再び管も巻きこんで固定している!?

この人たちは、
看護師さん……?
って事は、
病院にいるの?

すると、事態を判断したら、
そのまま私は寝てしまったみたい。
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