私は初めから病気だったワケじゃない!!
病室の私の枕元に
クラスメートからの、
千羽鶴が飾られていた。
また千羽鶴!?
まぁ、検査入院しているから、
すぐに学校に来ないので、
こないだより悪いと思われたかも……。
確かに倒れた時は、
前回よりも、
酷い発作で、
意識もすぐには戻らなかったし……。
前回同様、
頭が重いだけで、
けろっとしているんだけどね……。
「さっき、クラスの子が、
お見舞いに来ていたの。
でも検査中だって聞いたらすぐ帰ってしまったわ。」
と、お母さんが言った。
特に仲良い娘って訳じゃない、
クラス委員の子が、
代表で千羽鶴を届けに来たのだった。
こないだみたいに、
クラスの有志全員が、
病室に押しかけるよりも、
誰か代表で……という事だろうけど、
Aちゃん以外、仲良いクラスメートは居ないから、
しぶしぶ感、
クラス委員の義務感が、
感じられる。
初めて病気で入院したから、
病院生活が、
物珍しかったのだが、
四日目には流石に、
お母さんが届けてくれた本も、
全部読んでしまった。
お母さんは、お医者様に呼ばれて、
診察室に行っている。
検査結果って言ってた。
回診に来てくれる担当医は、
とても親切丁寧に説明してくれるので、
長くなりそうだわ!
私は、居ても退屈だから、
お母さんから要約して、
後で聞くつもり♪
ゆっくり寝て、ちょっとトイレに行ったり、
体温測ったりする中で、
病院食を食べるのが、
唯一の楽しみ♪
お見舞いに、
友だち……と言える娘は、
居ないから来ない……。
クラスメートは、
Aちゃんも含むから、
担任の先生から、
病院に迷惑だから押しかけるなとか、
言われているのだろう……。
「ぴろちゃん……。」
あ!!
心配そうに病室を覗き込んでいるのは、
「お祖母ちゃん!!」
と、お父さん!?
お父さんの方のお祖母ちゃんだ♪
「大丈夫かぃ。
ほら。」
特大のうさぎのぬいぐるみだ♪
「うわー!
ありがとう!!」
こんな大きなぬいぐるみ初めてだー!
かわいい♪
私は、ぎゅっと、ぬいぐるみを抱きよせた。
「病院で寂しいだろうって、
買ってきたの。」
「うん、嬉しい♪
大事にするね♪」
私は、ぬいぐるみが好きで、
私の部屋は、
いつの間にかぬいぐるみだらけになっている♪
全部家に置いてきぼりだった。
「良かったな!」
お父さんが嬉しそうに笑う。
私は、うなずいた。
「お見舞いだよ。
食べるかい?」
「うん♪
食べたい♪」
お祖母ちゃんは、
お父さんが手にしていた紙袋から取り出した、
ゼリーを開けてくれた。
クラスメートからの、
千羽鶴が飾られていた。
また千羽鶴!?
まぁ、検査入院しているから、
すぐに学校に来ないので、
こないだより悪いと思われたかも……。
確かに倒れた時は、
前回よりも、
酷い発作で、
意識もすぐには戻らなかったし……。
前回同様、
頭が重いだけで、
けろっとしているんだけどね……。
「さっき、クラスの子が、
お見舞いに来ていたの。
でも検査中だって聞いたらすぐ帰ってしまったわ。」
と、お母さんが言った。
特に仲良い娘って訳じゃない、
クラス委員の子が、
代表で千羽鶴を届けに来たのだった。
こないだみたいに、
クラスの有志全員が、
病室に押しかけるよりも、
誰か代表で……という事だろうけど、
Aちゃん以外、仲良いクラスメートは居ないから、
しぶしぶ感、
クラス委員の義務感が、
感じられる。
初めて病気で入院したから、
病院生活が、
物珍しかったのだが、
四日目には流石に、
お母さんが届けてくれた本も、
全部読んでしまった。
お母さんは、お医者様に呼ばれて、
診察室に行っている。
検査結果って言ってた。
回診に来てくれる担当医は、
とても親切丁寧に説明してくれるので、
長くなりそうだわ!
私は、居ても退屈だから、
お母さんから要約して、
後で聞くつもり♪
ゆっくり寝て、ちょっとトイレに行ったり、
体温測ったりする中で、
病院食を食べるのが、
唯一の楽しみ♪
お見舞いに、
友だち……と言える娘は、
居ないから来ない……。
クラスメートは、
Aちゃんも含むから、
担任の先生から、
病院に迷惑だから押しかけるなとか、
言われているのだろう……。
「ぴろちゃん……。」
あ!!
心配そうに病室を覗き込んでいるのは、
「お祖母ちゃん!!」
と、お父さん!?
お父さんの方のお祖母ちゃんだ♪
「大丈夫かぃ。
ほら。」
特大のうさぎのぬいぐるみだ♪
「うわー!
ありがとう!!」
こんな大きなぬいぐるみ初めてだー!
かわいい♪
私は、ぎゅっと、ぬいぐるみを抱きよせた。
「病院で寂しいだろうって、
買ってきたの。」
「うん、嬉しい♪
大事にするね♪」
私は、ぬいぐるみが好きで、
私の部屋は、
いつの間にかぬいぐるみだらけになっている♪
全部家に置いてきぼりだった。
「良かったな!」
お父さんが嬉しそうに笑う。
私は、うなずいた。
「お見舞いだよ。
食べるかい?」
「うん♪
食べたい♪」
お祖母ちゃんは、
お父さんが手にしていた紙袋から取り出した、
ゼリーを開けてくれた。