私は初めから病気だったワケじゃない!!
目が覚めた。

白い天井……。

家じゃない!!

ここは、何処だろう?

硬い台みたいなベット?
寒い!!

ここは?
保健室?

学校の保健室だわ!!

酷く気持ちが悪い!!

身体のアチコチがダルい!!

「気がついたの?」

図工の先生!?

保健の先生じゃないの?
ちょっとコワイオバちゃん先生だから、
苦手な先生……。

私は、身体を起こしてみる。

ダルくて、調子悪い。

「気持ち悪い……。」

「トイレに行く?」

私は、頷いた。

吐き気だけでなかった!!
図工の先生に、
私は、支えてもらいながら、
トイレにたどり着いたら、
胃の中の物を
全部戻してしまった。

図工の先生は、
背中をさすってくれた。
全部出したら、
異様な腹痛を感じた。

「先生!!
おトイレもしたい……。」

「一人で大丈夫?」

私は、頷いた。

そして、
膀胱や胃腸が空になった……。

心配そうに、
図工の先生は、待っていてくれた。

保健室に戻る間、
支えてくれた。

さっき寝かされていた硬い台みたいな処置用ベットには、
私の防災頭巾が置いてあった。

椅子の背に留めてあるのに、
どうしてかしら?

「こっちに寝ましょう!!」

普通具合が悪い時に、
寝かされるベットへ、
私は、横になると、
そのまま眠ってしまった……。
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