私は初めから病気だったワケじゃない!!
編集や校正というものも、
新聞編集者OBに、
教わった。

現在は、こうして、
気軽に誰もが、
携帯小説を書けるのだが、
日本語の印刷物の決まり事を知っている編集者が、
原稿用紙に書かれた文字を
印刷物の決まり事にのっとって、
修正する。

また写植や、活版印刷の活字のゲラ(試し)刷りを見て、
間違いを修正するのを校正という。

パソコンの外国系ソフトには、
日本語の決まり事が、
無視されている。

「わー! 来るな。」
という台詞を携帯や外国系ワープロソフトで入力すると、
「わー!来るな。」
「わー!□来るな。」
□1ます空けにならないで打たれる。

あと、わーの のばす音
長音ーと、
すなわちの意味で使う、
写植――写真植字――の
――とを、区別して打ち込んでいる。

長音ーは、1文字で、
すなわちの――は、
2文字で書く決まりだ。

並べて見れば、
1文字の長さが微妙に違うので違うことがわかる。



あと、「」の」や、
、や。が、
一行の一番後ろに入らない場合は、
決められた文字数に、
1文字足して、
ぶら下がりにした。

ぶら下がりが難しいなら、
前の1文字を改行して、
次の行の先頭に持ってきて、
改行した先頭に、



が来ないように追い出しをする。
日本のワープロや、
ワープロソフト会社の物は、
自動的に、
ぶら下がりや、追い出しをしていたが、
外国系ワープロソフトには、
この決まり事はない。

このサイトも同様に、

「診察室7番の待合室にいらっしゃって下さい。」
「診察室7番の待合室にいらっ
しゃって下さい。」
とすべきなのだが、

ゃって下さい。」
とか、

とか、

とかが普通に文頭になっている。

「診察室7番の待合室にいらっ□
も、し だけ追い出したら、
均等割り付けという、
□分が空かないように、
他の1文と同じようにする文字送りが必要になる。
こういった決まり事を
編集者は、チェックしていて、
読みやすい印刷物にしている。

ま、そういう事を
私らデザイン科の授業で、
勉強したのだけどね。
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