大嫌い…なハズなのに!
最悪な出会い
私は昼休み、いつものように体育館裏に呼ばれた。
「七瀬さん、好きです!!付き合ってください!!!」
私は決まって、首を横に振り、あの言葉を言う。
「ありがとう。…でもごめんなさい。気持ちはすごく嬉しいんだけど…。」
私は申し訳そうに言った。
「そんな顔をしないで!…僕が言いたかっただけだから!」
そう言って走り去った。
私は七瀬怜。高校一年生。私はめちゃくちゃモテる。
毎日何回も告白される。まだ4月の前半。つまり見た目だけで告白されてる。
まぁ、こっちは別に何でもいいんだけどね。校舎に戻ろうと一歩歩みを進めた。ーそのとき
目の前に、とてもカッコいい人が現れた。
こういう人を見ると…落としたくなる。
とびっきりの笑顔で私は言う。
「どうかしましたか?」
すると、この男はこう言った。
「アンタ、最低だな。」
「はぁああアァ??!」
ーここから全てが始まった。
< 1 / 6 >

この作品をシェア

pagetop