ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「どうよ?」
3人がじーっと見て、その後、俺の顔をじーっと見た。
「ジロー、これって、まさか・・・」
「絶対そうだよね。ねえ、ハンスもそう思うでしょ?」
「フッ、恋の病か・・・」
は、はあ?
「な、んだよ?」
「別にーそれより、歌詞はこれでいいとして、バンドのパート分けはどうすんだ?」
おっとそうだ。
それも発表しないと。
「もう決めてある。俺がボーカル。んで、ギター得意なハンスがギター、ドラムが元気、そして、ベースが佳祐な」
「ちょ、ちょっと待ってよ。なんで俺、ドラムなの?」
「デブってなんかドラムっぽいじゃん」
「じゃ、じゃあ、なんで俺がベースなんだ?」
「消去法」
まあ、ひと悶着はあったけど、結局、納得してくれてパート分けも決まった。