ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「おっほん。まあ、ジローちゃんの幸せは不本意だろうけど、私があげてやってもいいかなーっと」
はあ?
「どういう風の吹き回しだよ?まさか、今日は大雪か?」
「失礼ね!私があげてるんだから素直に受け取りなさいよ!殺すわよ!?」
「う、うわ・・・もらいます、もらいます!!」
俺は、セーターの裾をちょっと伸ばした両手で差し出されたピンクの包みを受け取った。
「これって、あれだよね?」
「そう。ジローちゃんの欲しがってたチョッコレイトだよ?」
そう。
俺は、このチョッコレイトをもらうために頑張ってきたのだ。