ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「まったく、君達にはほとほと参るよ」
浅川がため息交じりに言う。
「栗原がいないから言うが、君達の楚々を処理するのも結構大変なんだぞ?」
会長、いつもお世話になってます。
「ただ、今回のことは、どうも君達らしくないというか・・・何があったんだ?」
元気と佳祐が目を合わす。
「まあ、簡単に言えば、バレンタイン商戦ですね」
俺は、びしっと言ってやった。
「バレンタイン商戦!?」
俺の言葉を聞いて浅川は思いっきり笑い出した。
「き、君達、髪の色変えたり、サングラスをかけたところでモテると思ったのか?あっはっはっ」
笑い声がピークに達した時、栗原が戻ってきて、再び冷静さを保つ浅川。
「会長随分、楽しそうでしたね」
「お、思い出し笑いだよ」
「へえー」
栗原の冷たい視線が浅川に紫外線の如く突き刺さっている。