ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「猫?しかも雫が?」
「名取 雫」という名前を見て、佳祐が条件反射的にファイティングポーズをとる。
「大丈夫だよ、佳祐。紙だし」
「ああ、そっか」
それにしても、あの雫が猫を探してほしいだと?
一体、どういうことだろうか。
「フッ、さあ、どうする?ジロー」
まあ、どうするもこうするもこれは、直接雫に聞いてみるしか・・・
「ま、まさか、ジロー。受ける気なのか?」
佳祐は乗り気じゃないようだ。
「まあでも、これも困っているかもしれないし、とりあえず、雫に話だけでも聞いてみようぜ?」
俺達3人は、「やだやだー!!」と駄々をこねる佳祐を引きずって教室に戻った。