ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「もう、ジローのバカ!」
元気に散々怒られているが、俺はチョッコレイトより、まずは巨乳ポスターだ。
巨乳のポスターを部屋に飾る。
ベッドとたまにしか使わない学習机くらいしかない質素な俺の部屋がこれで華やかになる。
チョッコレイト<巨乳ポスターなのだ。
「で、どうするんだ?あてはあるのか?」
ようやく佳祐もしゃべり始めた。
「あても何も、俺達はトマトスプラッシュ3世に出会ってるじゃないか」
3人が首をかしげる。
「ハンスはいいとして、残り二人。お前らほんっと馬鹿だな。馬鹿すぎて口からうんこが出そうだぜ」
二人に締め上げられ、本当に口からうんこらしきものが出そうになった。
呼吸を整えて説明する。
「いいか?生徒会室に行く途中、横切った黒猫だよ」
「ああ、そういえば、なんで学校の中に黒猫がって言ってたな」
「そう。学校に黒猫が入るとしたら、連れてくるしかない。つまりだ」
「雫が連れて来て、何かの拍子に抜け出した。そういうことか!」
そういうことだ!
馬鹿どもめ。