ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「続き、読むよ?」
「ああ」
「えっと・・・これは・・・」
元気が黙り込む。
「どうした元気?」
「・・・来た」
え?何が?
俺は、元気の持っている紙を奪い取り、読んでみた。
【料理が上手くなってお母さんに喜んでもらえますように 1年 青葉 可菜】
「青葉・・・誰だ?」
「ええー!?ジロー知らないの?青葉ちゃんだよ。青葉 可菜(あおば かな)。1年生のアイドルで、男子人気がかなりあるっていう」
「ん?・・・ああ、そういえばいたような・・・で、それの何が"来た"なんだ?」
「馬鹿だなージロー。アイドル級の美女が料理うまくなりたいんだよ?」
「あ、そうか!」
「そう。俺の土俵です!」