ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「そ、それなら、今日の放課後、家にいらしてください!それで、教えていただくって感じにしたいんですが・・・」
「いいよ!それじゃ、放課後、カツラを干した国旗掲揚台で待ち合わせね!」
「ちょ、元気、その話はもう・・・」
「はーい!楽しみにしてますね!」
まあ、青葉ちゃんも嬉しそうだし、大豪邸に行けるんだから、どうでもいっか。
俺達は、青葉ちゃんにバイバイし、いつもの屋上へと行った。
いやあ、放課後が待ち遠しいぜ。
ん?
放課後?
「ダメジャーーーーン!!!」
そう。
ハンスが叫んだように、ダメなのだ。
「何がダメなんだよ、ハンス?」
佳祐は馬鹿だから気づいていないようだ。
「ハンス?また変な漫画でも読んだ?」
元気は目がハートの形したチョッコレイトマークだから気づいていないようだ。
「ハンスの言う通りだぜ?ハンスはともかく、俺達3人には一つ、問題があるだろ?」
「「問題?」」
「栗原まりか」
「「あっ・・・」」