ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「まず、卵は、黄身が立ってるやつがいいね。まあ、ここにある食材はどれもいいものばかりだから、そこは、問題ないかな」
「はい!」
「それから、味付けだけど、卵2個に対して、砂糖を大さじ2杯と塩を少々。これが、普段、俺が作ってる味付けだよ」
「なるほど・・・」
青葉ちゃん、ショックを受けるどころか、メモを取りながら、真剣に聞いている。
よっぽどうまくなりたいんだろうなと見える。
そうか。
その真剣さを汲み取っているから、元気も妥協はしないんだ。
周りから悪く思われようと関係ない。
その人にとって一番になるってこの感じ。
やっぱり、男だぜ、元気。
「で、かき混ぜる時は、泡だて器でゆっくりかき混ぜるほうがいいね。そして、フライパンは、卵料理専用のフライパンを使うこと。これは、鉄則だね」
「はい!」
こうして、元気の普段作っているという卵焼きが完成した。