ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
「いやあ、すまんかった、すまんかった」
はははっ、もう最悪の休日ですよ、まったく。
俺は、タオルで服を拭き・・・って、ダジャレじゃねーか。
とにかく、話を聞くことにした。
「実は、明日の試合で、引退しようと思うんじゃ」
引退!?
凛子の父さんが?
「そ、それってプロレスラーをってことですか?」
「そうじゃ。もう、そろそろ若いもんにチャンスをやろうかなっと・・・まあ、世代交代ってやつだな。あはははっ」
なるほど、それで凛子はあんなに焦っていたのか。