生きる意味
隼斗は何も知らない
あたしが家で、親に何をされているか
毎日が嫌でたまらない
だけど、学校だけは
安心できる唯一の場所だった。
家に帰ると、まだ、誰も帰って来てなかった。
といっても、お母さんは出ていっちゃって帰ってこない。
お父さんが帰ってくる前に家事しとかないと・・・。
ガチャッ
玄関が開く音がした・・・。
「うそ!まだ何もしてないのに・・・。」
「おい!莉沙!!!」
「は・・い・・」
「何で飯がないんだよ!」
ドンッ!!!
「痛っ!」
思いっきり蹴飛ばされた・・・。