Dream。~君と私の応援歌~


笑える状況じゃないけど、甲斐先輩はいつも笑ってるからな……。


「くっそ……。透も来てねえし。おい!広場を保健室に連れてってくるから、あと頼んだぞ」


「うーっす!」


夏樹先輩と広場先輩が部室を出ていくと、裕也が俺のところへやって来た。


「なあなあ。片瀬先輩おせえよな。」


「いつもならこんくらいに来るのに……」


「心春先輩と一緒に来るとか?」


亮と裕也と一輝が自分のことのように、ニヤニヤしながら話を弾ませる。


「サボってねぇで、筋トレしろよ」


俺が言うと、亮が甲斐先輩と勇人先輩を見た。


< 105 / 326 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop