Dream。~君と私の応援歌~
ボールが空高く飛んでいく。
だが、フォームが整ってなかったのか、ボールは女子たちのギャラリーの方へ落下した。
「やべっ!!」
女子にケガでも負わせたら……。
「大丈夫か!?」とギャラリーに飛び込むと、地面に座り込んでる女がいた。
そのそばにはボールが転がってる。
やったな……。
「すみません。大丈夫です……か」
顔をあげたそいつは、雫だった。
「雫!?なんでっ……」