Dream。~君と私の応援歌~
「わかった。ならこの告白は……」
「だから!!」
俺の言葉を雫が大声で遮った。
ギャラリーの女子たちや、裕也たちの注目が一気に集まる。
「湊くんが詠斗を超えられるって私は信じてるから……。だから、私とお付き合いしてください!お願いします!!」
勢いよく雫が頭を下げた。
騒ぎ始めるギャラリー。
そんな声も聞こえなくなるくらい、俺は呆然としていた。
告白、されたのか?俺。
告白したのは俺なのに。
裕也がやって来て、俺をこづいた。
ハッとして、雫をみる。
雫は頭を下げたままだ。