Dream。~君と私の応援歌~
雫side

幼なじみ



「大丈夫なの?」


帰り道。私は隣を歩く湊くんに聞いてみた。


「なにが?」


素っ気なく答える湊くん。


告白の後なのに全然変わんないんだから。


「星蘭高校だよ。その……あんまりいい噂聞かないから……」


詠斗も星蘭高校の策略で、ケガをしたことがあった。


湊くんまでケガをしたら……。


「大丈夫だよ。お前が心配することじゃない。俺は、絶対勝って甲子園に行くから」


そう言って私の手を握った。


「ちょっ……!!手!!」


顔が真っ赤になってくのがわかる。

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