Dream。~君と私の応援歌~



「じゃあ、今度はここのXを代入してみろ」



「代入っと……」



「そして計算。」



「あ!できた!」



時計の針が夜の7時を指していた。



彼の教え方は意外にも上手くてすぐに頭の中に入った。



「やった!終わった!ありがとうございます!」



「別に。俺が教えたかっただけだし。それに……」



男子生徒が私をジッと見たと同時に、ドアが思いきり開いた。


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