Dream。~君と私の応援歌~
入ってきたのは、野球のユニフォームを着た男子3人とジャージ服のマネージャーの女子1人。
うちの高校の野球部はすごく強くて、すでに夏の選手権大会出場が決まってるの。
「いたー!!湊!探したんだぜ?」
「練習、サボりやがって……。明日、腕立て千回な!」
「先輩。サボってたんじゃありませんよ。勉強してただけです。その方と。」
「勉強ー?その方と?」
1人の男子生徒がしかめっ面で私をみた。
だけど、その顔が次第に和らぐ。