Dream。~君と私の応援歌~
「……先輩。本番前にやめてくださいよ」
いつになく真剣な眼差しの湊くんが、夏樹くんを睨んだ。
「そんなに怒んなって。明るく行こうぜ」
「ああ。そうだ。絶対にこのチームで甲子園に行こうぜ」
高峯くんがポンポンと湊くんの頭を叩いた。
「このチーム以外で甲子園になんて行けねぇっすよ。このチームだからこそ、行けます」
裕也くんも自信満々に夏樹くんたちに言った。
みんながみんな、お互いを信じてる。
このチームは今、1つなんだ。