Dream。~君と私の応援歌~


1回の裏。

ピッチャーマウンドには信太が立った。


『一番バッター……高峯くん』


バッターボックスにやる気満々の高峯くんが入る。


「頑張って!高峯くん!!」


手を組んで、その光景を見守る。


信太が一球を投げた。

キャッチャーのグローブの真ん中に入る。


『ストライク!!』


やっぱり、信太は上手い……。


私の中で少しだけ不安が大きくなっていく。


大丈夫。絶対に勝てるから!


そう言い聞かせないと、不安で押し潰されそうになっちゃう。



< 185 / 326 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop