Dream。~君と私の応援歌~
受付の看護師が神妙な顔つきで私をみる。
「綾野さんのお友達ですか」
「はいっ!!湊くんはっ……」
「……今、手術室に運ばれました。そばには近寄らないでください。……そこの椅子に腰かけてお待ちください」
待ってろ、だなんて。
「嫌ですっ!湊くんは、無事なんですよね!?」
看護師の表情は変わらない。
それが何を意味してるのか、私にはすぐ分かった。
一気に足の力が抜け、その場に座り込む。