Dream。~君と私の応援歌~


「信太!練習終わったんだね!」


「ああ。……あいつ、大丈夫だったか?」


「気になるんなら、見舞いに行けばいいじゃない」


雫の言う通りだ。


でも、あいつをあんな風にしたのは俺のせいだし……。

あわせる顔が無いっていうか……。


そう言うと、雫がクスクスと笑った。


「大丈夫!湊くんはそんなこと何にも気にしてないから!信太が思ってる何倍も、湊くんは強いんだよ?」


そう。あいつは誰よりも強い。

だから、雫が惚れたんだ。


俺があいつに勝てるはず、無かったな。


< 236 / 326 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop