Dream。~君と私の応援歌~


俺は雫の頭をポンポンと叩いた。


「冗談。からかっただけ」


「なっ……。ひどい!!困ったんだからねー!」


「悪い悪い!」


俺は「ハハハッ」と笑いながら、雫より先を歩いた。


今雫と一緒に歩くと、どうしようもないくらいの想いが溢れそうだったから。


雫を困らせちゃいけねえ。

俺のこの想いは、ずっと閉じ込めておこう。心の奥隅に。


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