Dream。~君と私の応援歌~





信太と雫の病室に行くと、雫がベッドから起き上がっていた。


「……雫。」


俺の呟きに雫がこっちを見る。


頼むよ。嘘だと言ってくれよ。

記憶喪失だなんて……。


「……湊くん。雫は……」


心春先輩が泣きながら俺をみた。

その涙が、今目の前にある現実を俺に突きつけている。


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