Dream。~君と私の応援歌~
俺は雫のもとに歩み寄ると、肩を揺さぶった。
「思い出せないのか?俺やみんなのこと……。本当に……」
「ごめんなさい。……分からない。あなたのことも……」
その言葉が俺に深く突き刺さった。
「綾野くん。……今日は、一人にさせてあげよう。また明日来るね。雫。」
心春先輩が微笑むと、雫がゆっくりうなずいた。
君は、ガラスのようにもろい。
落とせばすぐに割れてしまう――。
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