Dream。~君と私の応援歌~
「すごいでしょ!だから、雫も一緒に応援しようね!」
「うんっ……」
「じゃあ……綾野くん。」
心春先輩が俺をみた。
急に呼ばれ、びっくりしてしまう。
「あとは、よろしくね。私たち、もう行くから」
「頑張れよ?」
そう言ってみんなが病室を出ていく。
病室には俺と雫の二人になった。
俺はベッドのそばにあるパイプ椅子に座ると、ため息を吐いた。
先輩や裕也たちもきっと気を遣ってくれてるんだ。
それがすこし恥ずかしいんだけど……。