Dream。~君と私の応援歌~


みんなの姿を見送ってると、綾野くんが私の前で立ち止まった。


清々しい顔。


「……見ててな。絶対ホームラン打ってやるから。」


「うん!!ちゃんと見てるよ!」


綾野くんはくしゃくしゃっと私の髪を撫でると、控え室を出ていった。


「……私たちも観客席に行こうか」


心春ちゃんの言葉に私は大きくうなずいた。


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