Dream。~君と私の応援歌~
湊くんのホームランのおかげで、私達東青高校は4対3でサヨナラ勝ちをした。
試合が終わり、私は真っ先に湊くんのもとへ走った。
「湊くんっ!!!」
湊くんが強く私を抱き締める。
久しぶりに、湊くんと逢えた。
やっと、やっと、逢えたね――。
「逢いたかった……。湊くんっ」
「俺も……。雫っ……」
私達は、何度も何度もお互いを傷つけて、
何度も何度も神様を恨んだ。
だけど、その先にはこんなにも、美しい愛が待っていたんだね――……。