Dream。~君と私の応援歌~


でも気づいたときにはもう、止まらなかった。


「……やる意味?そんなもの、ねえよ。ただの暇つぶし……」


パンっっっっっ。


叩かれた頬。


目の前には、瞳いっぱいに涙をためたこいつの顔。


何泣かせてるんだよ。


「……暇つぶしだなんて言わないで。私は、私の大好きだった人は……野球を、愛してたっ……!!湊くんは、野球が好きだから、続けてるんだよね?私には、分かるからっ……」


それだけ言い残し、あいつは走っていってしまった。




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