Dream。~君と私の応援歌~
目が点になる。
俺があいつのことを、好き?
好き、なのか?
女なんて絶対好きにならないって思ってたから『好き』の感情がわからねー。
「教えてやろうか?『好き』って気持ち」
夏樹先輩が俺の肩を叩いた。
「『好き』ってのはな。その相手のことをずっと考えて、ずっと一緒にいたい。大切にしたい。っていう甘酸っぱい青春の気持ちだよ」
「夏樹先輩、恋したことないっすよね」
裕也が突っ込む。
「あ、バレた?まあ、そういうことだよ。お前も素直になった方がいいと思うぞ?」