Dream。~君と私の応援歌~


『野球は暇つぶし』

『ノリでしている』



野球が大好きだったあいつにとったら、その言葉はあいつの心を苦しめていた。


「心春先輩。俺、トイレ行ってきます」


「えっ?……あ、ちょっと!綾野くん?」


心春先輩が何か言ってるけど、そんなの気にしてられなかった。


グラウンドを飛び出し、俺は2階にある軽音部の部室のドアを開けた。



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